姫先生のおめめ

（株）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原規歌(朱美）です。


今日のテーマは
「これからの医療／これからの在り方」です。


このメルマガでも
何度か紹介させていただいている
医学博士　永井弥生先生の著書

『これからの医療
～5つの患者力があなたと医療を守る！」
を読み終えました。

これからの医療 5つの「患者力」が、あなたと医療を守る!: 「患者力」を付けなければ自分を守れない   永井弥生 ごま書房新社

永井先生とは
芝蘭先生の同じ門下生として
ご縁を頂きました。

メルマガを購読し
勉強させていただいています。

永井先生が
6月に出版されるということで
早速購入しました。

今日は、その感想を
シェアしようと思います。

この本では、
よりよい医療を受けるためには
患者力が必要ということを

事例などを含め
丁寧に書かれています。


■患者力が医療の質につながる

前半の部分は
患者を保護者に
医療者を学校（教師）に

あるいは
市民と自治体・お店とお客
と読み替えながら
読んでいました。


患者の立場の
患者力

保護者の立場の
保護者力

市民の立場の
市民力

その力を持つことは
主体的に生きることであり

情報リテラシーや選択する力をもって
自己責任で生きることなのだということを
感じながら読み進めました。


桑原は、その力（〇〇力）がない人の共通点は
『相手が自分のために何をしてくれるのか』
という発想なのだと思っています。

医療者は何をしてくれるの？
学校は何をしてくれるの？
行政は何をしてくれるの？
お店の人は何をしてくれるの？

しかし、主体的に生きている人は

『自分は何ができるか』と考え、
積極的に関わろうとします。

書籍の中で語られている
次の部分に
大きくうなづきました。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

自分を守るためには
自分が賢い患者になること

医療を利用する力が必要

強く言った人が得をする
医者は我慢する
患者も我慢する

これがなくなるためには
お互いの力が必要。

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これは、本当に
どこでも同じです。

あなたはプロだから
プロのあなたが力量を
高めなさいというだけでなく

サービスを受ける側も
ちゃんとサービスを受ける側としての
マナーや主体性が必要です。

医療を受けるのではなく
医療に参加する！

コロナ過にあっての
医療の崩壊を防ごうという
動きの中

実際の医療の現場で
様々な動きがある中

書籍の中の
永井先生の言葉が胸に
ずしんと響きました。

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医師の時間を奪わない対応を。

感謝はいらないから
当たり前の医療をさせてほしい

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医療の現場の最前線の
の切実なる想いを
感じます。



■コンフリクトの第一人者として

永井先生は
医療コンフリクトの第一人者として

医療事故などの患者と医療機関との
トラブルに関わっていらっしゃいます。

この本の中でも
「対話」「事実」「解釈」「情報」「客観」
という言葉が沢山出てきます。


誰が悪かったのか
過失があったのかなかったのか
ということではなく

本当に大切なのは
再発防止と今後に生かすという
考え方であるということ。

紛争は理解のずれと
感情への対応の遅れから起きる

相手の関心に十分寄り添うこと

中立的な立場で
本気で両者に
寄り添う気持ちが必要！

共感と同意は違う
「そう思っていること」
を認めていく

そして、自分を客観視する
俯瞰力！


・・・あああ
これは、学校でのトラブル対応と
全く同じではないですか！


学校の先生、管理職、
保護者の方など

どの立場の方が読まれても
自分と周囲の関係に置き換えながら
学ぶことができると思います。


■どんな人生を生きるのか＝人間力

そして、後半は
自分が自分の人生を
どう生きていくのかということを
深く考える内容と
なっています。

人間は死亡率100％。
「どんな死を迎えるか＝どんな人生を生きるか」

それは、その人の人間力
なのだと強く共感しました。

時に冷静に、客観的に
時に、このコロナ禍における
医師としての熱い想いで
書かれているこの1冊

根底を流れているのは
永井先生の人に対する
厳しくも温かいまなざしです。


養護教諭の先生には
とても他人事と思えないと感じる
部分が沢山あると思います。

様々な示唆に富んでいるこの本。
ぜひ、読んでいただきたいと
思います。
https://amzn.to/3c13VIN


それでは
今日も素敵な1日を！


p.s.6月16日　20時～　ライフストーリーサミット事前ライブに
永井先生が登壇されます。
すでに、申し込みをされた方は、自動返信メールに記載されていた
Facebookグループから視聴できます。

まだ、申し込みをしてない方はぜひこちらから
http://contents.shirayu.com/summit2021/kuwahara/

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2021年6月15日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。