電子ピアノのタッチ感度とは

電子ピアノは「タッチ感度」調整を行うことができます。

電子ピアノの物理的な鍵盤の重さ自体を変更することは出来ないので、この「タッチ」とはどのように使うものでしょうか。

タッチ感度調整とは

電子ピアノは「Touch」や「キータッチ」などと記載されたボタンがあります。これはタッチ感度を調整するためのボタンです。

タッチ感度調整とはピアノを弾く強弱と音量の強弱を合わせることです。

電子ピアノは「強く弾いた音/普通に弾いた音/弱く弾いた音」のように、同じ音でも強弱によってアコースティックピアノのように音量だけではなく、音色も変わります。

弱く引けば弱い音、強く弾けば強い音が出るように、鍵盤のセンサーから瞬時に音色設定が行われて音が出ています。

しかし、電子ピアノの場合は「強く弾いた演奏」と「強く弾いた」が必ずしも自分の弾くイメージと一致するわけではありません。
例えば「ここは優しく弾く」と思っても弾いても、電子ピアノでは「普通の強さの音」になってしまうこともあります。

この自分の弾く鍵盤の強さと音の強さのイメージを合わせるのがタッチ感度の調整です。

調整方法

基本はタッチ感度は通常のままで大丈夫です。

弱く弾いたつもりなのに強く弾いた音色が出てしまう場合や、逆に強く弾いたつもりなのに弱い音が出てしまう場合はこのタッチ感度調整を行います。

ただし、タッチ感度を変える場合は注意も必要です。

タッチ感度を軽くしすぎるとすぐ優しく弾いてもすぐに強い音色になるので平坦な音色になってしまいます。逆に重くしすぎると強い音を出しづらいので鍵盤を強く弾きすぎてしまいます。

「なにかイメージがずれる」という場合のみ調整するようにしてみましょう。

他にどんな時に使う?

タッチ感度はピアノ音色以外のときに使うと便利です。

例えばオルガン音色の場合です。
オルガンはピアノと違い、基本的に軽い鍵盤で強弱差がありません。そこでタッチ感度を軽くしてあえて強く弾かないようにすることもできます。

他にもオーケストラのようなストリングス音色などは音量差にバラつきが出ないように重めに設定しておくといいでしょう。

電子ピアノならではの「音色」を使うときには非常に便利な機能です。

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