化学の勉強法

化学には、理論化学、無機化学、有機化学の3つの単元がある。

まずは、この3つの単元を一通り学べる1冊の参考書を一通りすることをおすすめ

する。というのも、この3つの単元は、別々の単元のように見えるが、絡み合ってる

部分が、少ないとはいえ、あるからである。

しかし、文系の生徒で学校の単位取得のためだけに化学基礎をするのであれば、

教科書と学校指定の問題集をマスターするだけで十分。

 

② ①で流れを理解した後、理論化学、無機化学、有機化学それぞれの問題集を、

自分のレベルに合ったものを選び、完全にマスターすること。

ただし、3つの分野の中の弱点克服を目的とする場合であれば、全部の分野の

問題集をする必要はない。

 

③化学の計算自体は小学生レベルであるが、小数の計算が多いため、ケアレスミスを

することが多々あるので、細心の注意を払うこと。 有効数字に注意し、解答の表し方(○、○×10△乗)を間違えないように注意すること。

 

④化学は、その6割は暗記だが、それだけでは得点に限界があるので、計算問題が苦手で

あってもある程度はできる様にしておくこと。

文系の生徒は、理論化学の物質量(モル)に関する問題、中和滴定の問題 具体的にどんなもんだいでしょうか?(具体例は、教科書の例題です)はマスターしておくこと。理論化学の計算問題は、ほぼここから出題されるからである。

理系の生徒は、全分野で出題される計算問題は、志望校のレベルにあわせてマスター

しておくこと。化学の計算問題だけを集めた問題集を弱点項目のところだけでも

やっておくとよい。

 

⑤化学を攻略するために必要なことは、ビジュアルでイメージをつくることである。

例えば理論化学で扱う原子や分子などは目には見えないので、教科書や参考書等に

載っている図解で原子や分子の動きを理解するとわかりやすい。また、化学の実験

もやはり文章での説明と図解との両方で理解すること。実験内容を文章だけで

理解しようとしても、できないことはないが、やはり難しい。また、設問には

実験内容そのものを問うものもある。 特に化学実験の器具名や、実験をするに

あたっての注意点などを問う設問は多い。化学は、細かな単元がたくさんあり、

化学が得意な生徒であっても苦手とする単元が1つ2つあるやっかいな科目である

ので、自身の志望校が決まったら、その問題の傾向を早い段階で知り、あまり

出題されない単元および全く出題されない単元は思い切って捨ててしまう勇気も

必要であるかもしれない。しかし、センターで高得点を狙う生徒や、化学を得点源

としたい生徒は、他の競争相手と差をつけるため、なるべく早く手をつけ、切り捨てる

単元をなるべく出さない様にすることが大切である。

 

⑥おすすめの参考書および問題集

・らくらくマスター

・入門問題精講

・基礎問題精講

・重要問題集

 

 

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