札幌聾学校の日本手話クラスの存続を!

札幌聾学校の日本手話クラスの存続を!

開始日
2022年3月24日
現在の賛同数:33,380次の目標:35,000
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この署名で変えたいこと

署名の発信者 佐野 愛子

 

中文版: https://chng.it/bh7nyJDH

English version: https://chng.it/dQJxx7rg

聞こえない子どもたち、ろう児が100%理解し、使えることばは日本手話です。

 北海道札幌聾学校には子どもたちが日本手話で学べるクラスがあります。令和3年度は幼稚部4割(8人)、小学部通常学級の5割(13人)の子どもたちが在籍しています。「しゅわっち」という自立活動では、ろう教師の絵本読み、ゲーム、子どもたちの意見発表など全てを日本手話で行っています。自分の全てが肯定され、ろう者であることを誇りに思えるので、子どもたちは「しゅわっち」の時間をとても楽しみにしています。もちろん、国語や算数などの教科の授業も日本手話で行います。聴力の差にかかわらず、全員が平等に授業に参加しています。教科書は日本語で書かれており、日本手話で話し合ったあと、日本語でのまとめや試験も行うバイリンガル教育です。教室では、2つのことばによる深い学びが保障されています。

 しかし、このバイリンガルろう教育が今、危機にさらされています。日本手話で授業ができる教員が不足するからです。これまで担当していた教員の定年退職が続いていますが、北海道教育委員会、北海道札幌聾学校校長は、その補充をしません。保護者が何度も「日本手話での教育の維持発展」、「日本手話で授業ができる教員の確保」を要望していますが、聞き入れられません。

 このままでは、来年度以降、子どもたちが日本手話での教育を受ける権利が保障されなくなってしまいます。つまり、子どもたちの母語が奪われてしまうのです。この重大な教育権の侵害を是正するため、以下の点を北海道教育委員会、北海道教育長、北海道知事に求めます。

1.       日本手話で授業ができる教員を札幌聾学校に配置してください。

2.       北海道の聾学校におけるバイリンガルろう教育の灯を消さないために、こうした教育の実践に携わってきた定年後のバイリンガルろう教育の経験豊かな教員を積極的に再任用し、若手教員の研修の場を確保してください。

佐野愛子(立命館大学 教授)

杉本篤史 (東京国際大学 教授)

佐々木倫子(桜美林大学 名誉教授)

田中瑞穂 (北海道札幌聾学校 元教諭)

森壮也 (アジア経済研究所 調査研究員)

HBED北海道バイリンガルろう教育を推進する会 

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