NEW EP MARCH 1st “hua(yan)”
2023年3月1日、Eupholksの2023年の初リリースであるEP、”hua(yan)”のサブスクリプション配信/デジタル販売が開始されます。
この作品は2022年3月にリリースしたコンセプチュアル・アルバム、”hua”の続編として作られました。(アルバム”hua”についての記事はこちら)
今回も「かわる、かえる」というコンセプトをもとに変化についてイメージした楽曲が収録されています。前作と同じく曲名はすべて”hua”で、番号がふられています。前作は1から6まで、今作は7から10までとなります。
“hua”は変化を意味する中国語、「ホア」、漢字では「化」と書きます。今回それに加えた”yan”は「イェン」と読み、「延」と書きます。続ける、という意味を持っています。
「化(延)」としたタイトルは、「かわりつづける、かえつづける」という想いがこめられています。
2022年10月に新代田FEVERにて行われた”hua”のリリースショウで今作の曲たちを初披露し、その後録音を実施しました。”hua(9)”については録音済みでYoutubeにてビデオのみのリリースとなっていましたが、今作でようやく音源リリースです。
今回、フィジカル音源をリリースすることを考えたときに何か手に取ってくれた人の生活を少しでも「かえる」ことができたら良いなと考えていました。もちろん音を聴いてくれて少しでも気分を上げてもらえたりだとか、何か感じてもらえたりだとかして欲しいのはあるのだけど、それだけじゃいつもと一緒だと思い更にプラスできるものはないかと頭を捻っていたのです。
僕はアートには詳しいわけではないですが、作品を見に行ったり手に取ったりすることが好きです。音楽と同じように、作った人は何を考えていたんだろう、背景にはどんなものがあって、何がこの人をこうさせたんだろう、そんなことを思わせてくれるからです。部屋に飾っているそういった作品、ポスターやマスコットなどは生活の中でふとした時に自分に考えを与えてくれるきっかけや、気分の切り替わりを作ってくれることがあります。
そこで、今作は音源自体をアート作品という括りで販売できないかと考えました。
そのプロセスを経て、今回の作品”hua(yan)”のフィジカルリリースはCDがメインではなくポスターをメインにすることにしたのでした。
見事な水彩画でEupholksの、そして”hua”の世界観を書き上げてくれたのは信頼している友人でもあります木下ようすけさん。A4サイズの厚紙両面に、彼の描いた少し気持ちが悪くて変な、でもどこか可愛いらしいキャラクターたちがリソプリントされています。裏面にはCDをセットできるような仕掛けにしてあるのでCDケースも兼ねています。書いている現時点ではCD盤面が到着していないので完成品はまだもう少し先ですが、リソプリントは完成していて最高の仕上がりです。また本記事冒頭の画像がサブスクリプション配信用のアートワーク、下二枚がリソプリントポスターのアートです。
リソのため、仕上がりは異なりますが更に暖かみが出た仕上がりで満足です。
このリソプリントポスター+CDのセットを完全限定生産300枚、3月4日の”hua(yan) release show”から販売します。
また、本公演のフライヤーがわりにカードを作りました。よく昔買っていたようなトレーディングカードくらい厚さのあるものでスマホケースに入れたり、しおりがわりにできたり、部屋に飾リたくなるくらいのクオリティです。こちらは持ち歩いたりライブハウスやお店に置いてもらおうと思っているので気軽に声をかけて下さい&見かけたらもらってください。
この作品で数年かけたプロジェクト、”hua”は完結です。
制作を通して自身の考え方や思いを良い方向へ変えることができたと思いました。集大成とも言える3月のリリースショウは、1人でも多くの人に見て欲しいなと思います。Eupholksは僕1人のプロジェクトで、大事な仲間が力を貸してくれ成り立っているものです。それ故にいつでも出来るものではないです。昨年の新代田のリリースショウから約4ヶ月ぶりのバンドセット。本公演は前回の可変式大所帯ツインドラム編成ではなく、6人編成でアルバム”hua”と新譜、”hua(yan)を全曲通して演奏します。気軽に遊びに来てくださいね。